時間を掛けてでも家を高く売るには、一括査定を活用し、数社と比較すると良いです!そうすることで、手間なく相場や適正価格を簡単に把握することができ、さらに家の売却活動をスムーズに進めることができます。
特に重要なのが築年数です!築20年が間近の人は、売却を急いだ方が良いかもしれません。また、不動産会社と契約する際は、出来るだけ多くの広告を無料で打ち出してくれる会社が良いですね。
この記事では、高く家を売却するコツと、古い家を高く売るポイントを紹介しています。ほかにもリフォームや、内覧に気を付けることもお伝えしていきます!
まずは良い不動産会社を見つける!
家を売却する上で重要なのが、売却のサポートを行ってくれる不動産会社です!ここでは、家を高く売却する上での不動産会社を見極めポイントについて紹介していきます!
少なくても2~3社には見積もりを行って貰う
一括査定サイトを活用し、複数の不動産会社に査定を行って貰い、比較することがとても大切です!
家の査定額は、不動産会社によって金額が異なります。
例えば同じ家でもA社が3,000万、B社は3,200万、C社が2,900万という査定結果に差がでるケースも少なくありません。B社とC社の査定額では300万の違いがあり、疑問に思いますが査定額が違う理由には、以下のことが考えられます。
- 査定の際に参考にしたデータが違う
- 不動産会社が営業が得意なエリアで、売却が見込め高い金額をだした
- 契約して欲しいからあえて高めの査定金額を提示した
複数の不動産会社との査定結果を比較しなければ、適正価格がわかりません。相場に見合った適正金額で売り出さないと、いつまでも売れずに、時間を無駄にしかねません。
あくまでも、相場内で高く売却できるかがポイントとなります。
そのため家の一括査定サイトを利用して、複数の不動産会社の査定を一括で受けておくと良いですね。一括査定サイトなら、スマホでかんたんに相場を知ることが可能です。
もちろん一括査定サイトを活用しなくても、不動産会社に直接出向いて査定を行って貰うのも良いです。ただし、家の売却を対応してくれる不動産会社を自分で探す手間や労力が必要になりますので、一括査定サイトを活用したほうが効率良く売却活動を行うことができます。
一戸建てやマンションの売却が得意であるか確認する
不動産会社を選ぶ時にはその会社が得意とする分野を調べる必要があります。
不動産会社といってもさまざまで、得意な分野と不得意な分野があります。そのため、一戸建てを売却するのであれば、一戸建ての売却が得意な不動産会社を選び、マンションを売却するのであれば、マンションの売却が得意な不動産会社を選ぶようにしましょう!
どの分野の売却が得意かどうかは、不動産会社のホームページや、店頭の広告を見ればわかります。広告に出している物件の種類を確認しましょう。
広告活動を行ってくれるか確認する
自分の一戸建てやマンションの情報を多くの人に見てもらい少しでも高く売るためには、不動産会社がいかにたくさんの広告活動を行ってくれるかが重要です。
そのため、以下の広告活動を行ってくれるかが重要です。
- 折込みチラシ
- ポスティングチラシ
- 不動産検索サイト
折り込みチラシやポスティングチラシ・不動産情報サイトなどに広告を多く出せば、より多くの人に自分の家の情報を見てもらえる機会が増えるため、高く売却しやすくなります。
必ず不動産会社に、どのような広告活動を行ってくれるのかを確認していくようにしましょう。
アットホーム株式会社の、アンケート調査によると、住宅を探す際に利用した媒体は「不動産情報サイト」と答えた人が最も多く、不動産情報サイトに広告を出すのが一番効果的であることがわかります。不動産情報サイトに、掲載してくれる不動産会社を探すと良いでしょう。
もちろん、様々な広告活動でアプローチしてくれる不動産会社が一番です。基本的に、広告を入れるのは無料の不動産会社がほとんどですが、中には広告料を請求する会社もあります。
また媒体や広告の量によっては、有料となるケースもあるため、あらかじめ金額についても確認しておくと安心ですね。
高く売却できる一括査定サイトを探してみる
おすすめの一括査定サイトを探すことができます!
古い家を少しで高く売却する方法
家は新築時から価格が下落し続けていきます。そして、築20年になると建物の価値がほぼなくなると言われています。
ここでは、築年数が古い家を少しでも高く売却する方法について解説していきます。
築20年を超えそうな場合はできるだけ早く売却準備を行う
上記で解説したとおり、建物は築年数が古くなるほど、価値は下がっていきます。価値が下がるのは、築年数や材質による耐用年数が、査定方法にかかわってくるからです。
一般的に、築20年を過ぎると以下の価格となると言われています。
- 一戸建住宅→建物は経済的な価値が0とされ、土地のみの評価
- マンション→新築価格のおよそ半額の評価
もちろん全ての物件が、上記にあてはまる訳ではありませんが、できるだけ売却は早めに行動をうつしていくことをオススメします。
不動産の築年数と価値の推移については、以下の記事で詳しく解説しています。
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再開発や新駅開発の予定がある場合は古い家でも高く売れる可能性がある
不動産の価値があがるタイミングは、再開発や新駅開発です。新しく商業施設が建設されると、人が増えるため、そのエリアの不動産の価値があがります。
再開発・新開発のタイミングで売却できると高く売れやすくなるでしょう。再開発の計画は自治体の役所で確認できます。
家を売却する際のタイミングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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家・マンション・土地など不動産の売却タイミングについて解説!
不動産は売却するタイミングによっては、高く売れるケースが存在します。せっかくなら高く売れる・良い条件で譲渡できるタイミングで売却をしたいですよね。 そこで、この記事では「不動産の相場が上昇する再開発に ...
旧耐震基準の場合は補助金制度を活用し耐震補強を行う
古い家でも、新耐震基準を満たしていれば、高く売却できる可能性があります。
建築基準法には「耐震性」の基準が設けられており、1981年以降に建築された建物(正確には、建築確認証の交付日が1981年6月1日以降のもの)は「新耐震基準」、1981年以前に建築されたものは「旧耐震基準」です。
新耐震基準の方が地震に強いため買主から好まれます。
また買主が住宅ローンの控除を受けるために、下記を条件としているのも関係しているでしょう。
- 新耐震基準である
- もしくは旧耐震基準でも耐震診断を受け「基準耐震基準適合証明」がある
耐震診断の料金は以下のとおりです。
- 木造で20万~50万(120㎡)
- RC造で約1,000円/㎡~約2,500円/㎡
- 鉄骨造で約1,000円/㎡~約3,000円/㎡
耐震補強は木造一戸建てで約100万~150万が相場といわれています。マンションは1棟単位での補修が必要なため、個人での耐震補強はできません。
耐震基準については、以下の記事で詳しく解説しています。
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不動産の耐震基準と適合証明書について解説!
1981年6月の法改正により、建築基準法に「新耐震基準」が導入されました。 建築確認済証の交付が1981年6月1日以降であれば、「新耐震基準」の建物で、それ以前に建築されたものは「旧耐震基準」と呼ばれ ...
内覧時に気を付けること!
家を売りに出した場合、必ず買主の内覧があります。買主に内覧をして、気に入ってもらった場合でも、汚れていたり、部屋が整理されていなと、メンテナンスを怠っていると判断されます。
場合によって判断、値引き交渉される可能性もあるのです。そこで、ここでは内覧時に、気を付けておきたいことを紹介します。
玄関・リビングは掃除・整理整頓する
玄関は、一番最初に目がいくため、清潔で爽やかな印象を与えるようにしたいですね。シューズボックスに入りきらない靴があったら、整理するか内覧の間だけでも、収納スぺ―スにしまっておきましょう。
玄関には、来客用のスリッパも忘れずに出しておくようにしましょう。玄関に入った時に感じるのが「ニオイ」です。事前に消臭スプレーをまいたり、喚起をしてニオイを消しておくと良いですね。
買主に重要視されるのが、リビングです。家の広告を見ると、リビングを掲載されている写真が多いですよね。
リビングは家族で一緒に過ごす共有スペースなので、最も力を入れて整理をしていくようにしましょう。生活感がない方が好まれるため、余裕があれば不要なものは断捨離をしていきましょう。
キッチン・お風呂・トイレなど水回りを綺麗にする
水回りの汚れは目につきやすく、少しでも汚れているだけでマイナスな印象を与えてしまいます。以下のポイントに気を付けてください。
キッチン周りで、気を付けておくこと!
- 冷蔵庫にプリントや書類を貼っている場合はしまっておく。
- 調味料はキッチンに並べず、収納しておく。
- 入りきらないときは、調味料ケースを購入し統一感を出す。(100均でも沢山売っています)
- 三角コーナーの生ごみを捨てる。
お風呂場周りで、気を付けておくこと!
- 湿気があると汚い印象を持たれるので、徹底的に換気。
- お風呂のフタや椅子、桶などにカビがついていないか細かく確認。
- お風呂の鏡も綺麗にしておく。
トイレ周りで、気を付けておくこと!
- ニオイがついていないか確認。
- 爽やかな香りの消臭剤をおいておく。
- 便座の裏までしっかり掃除をしておく。
窓を開け部屋の電気を付けて明るくする
開放感がある家を演出するために、窓を開けて換気しておきましょう。風の通りがある家は、気持ちが良く、住みやすさをイメージしてもらいやすくなります。
カーテンはレースも開けて採光を最大限にとり、電気も付けて「明るい家」という印象を持ってもらえるといいですね。
ただ、真夏や真冬は空調や暖房が効かなくなってしまうので、室温を確認しながら調整していきましょう。
基本的にリフォームは不要!
古い家を売却する場合は、リフォームしたほうが良いという話を良く聞きます。しかし、実際はリフォームを行ったからといって、高く売却できるわけではありません。
ここでは、リフォームを行う上での注意点について解説していきます。
リフォームしたからといって高く売却できるとは限らない
古い家だからリフォームしなければ…と思う人も多いのですが、リフォームしたからといって、必ずしも高く売却できるとは限りません。
リフォームをすることによって、査定額はあがりますが、トイレのリフォームに100万円かけたからといって、査定額も100万上がる可能性は低いのです。
そもそもリフォームすることを見越して中古住宅を購入する買主も少なくありません。まずは不動産会社にリフォームの必要性の有無を聞いてみましょう。
自分の判断でリフォーム会社に依頼するのは注意しましょう!
ただし、明らかに汚れている場合は最低限のリフォームは必要
もし、明らかな汚れが目立つ、また壊れている場合は修復やリフォームは必要です。トイレが壊れていたり、畳が破れていたりする場合は、直しておきましょう。
ただし、現状のままの引き渡しを条件に、値引きする方が高く売れる場合もあります。やはり不動産会社と相談をしてみた方が良いでしょう。
リフォームするなら水回りが優先!
もしリフォームをする予定があれば、キッチン・トイレ・お風呂にしましょう。水回りが不潔だと買主に敬遠される可能性が高いのです。
また家の購入の際は、妻の意見が反映されやすいため、リフォームをするなら水回りを優先していきましょう。
リフォームする場合は補助金を活用する
もしリフォームを行うのであれば、補助金制度を活用しましょう!
地方公共団体が、実施する住宅リフォーム制度では、規定の補助金がでます。
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会ホームページより、各市町村で募集しているか確認してみてくださいね。
まとめ
時間を掛けてでも好条件で家を売却する方法について解説してきました。
時間をかけてでも高く売るためには、以下のことを行っていきましょう。
- 家の一括査定サイトを使用し、数社と比較し相場や適正価格を把握する
- 不動産会社と契約する際は、出来るだけ多くの広告を、無料で打ち出してくれる会社を選ぶ
- ホームページを見て、不動産会社が売却が得意か確認する
古い家を高く売るためには以下のことをすると良いでしょう。
- 旧耐震の場合は、耐震診断を受け補強工事をする
- 近所で再開発・新駅開発がないか自治体役所で確認する
- 価値が下がりきる築20年を超える前に売却をする
※いづれも不動産会社と相談してみてくださいね。
また、リフォームは基本的にする必要はありません。内覧時に、家が清潔で綺麗に見えるように、しっかり掃除しておきましょう。
以上、時間を掛けてでも好条件で家を売却する方法についての解説でした。